すると不意に両手首を掴まれ、陸の傍へと引き寄せられた。
「晴は誰にも渡さない…っ!あいつにだけは、絶対に…!!」
「陸…っはなして、痛い…!」
痛みに抗議の声を上げても、陸は力を緩めてくれなかった。
いつも白くて華奢だと思っていた陸の腕や掌は、晴海が抵抗しても全く振り解(ほど)けない。
「やめて、陸っ…!!」
そのまま寝台に押し倒され、言葉を遮るように無理矢理陸の唇に口を塞がれる。
「ゃ…んっ…」
噛み付くように深く唇を合わせながら、陸の手が晴海の身体を衣服の上から性急に撫で始めた。
「んん、ぅう…っ!」
早く陸と逢いたかった。
早く陸と話したかった。
陸に触れて欲しかった。
だけど、こんな形で陸に触れられても全然、嬉しくない。
怖い。
苦しい。
かなしい。
胸の痛みは、和らぐどころか急速に増していった。
「晴は誰にも渡さない…っ!あいつにだけは、絶対に…!!」
「陸…っはなして、痛い…!」
痛みに抗議の声を上げても、陸は力を緩めてくれなかった。
いつも白くて華奢だと思っていた陸の腕や掌は、晴海が抵抗しても全く振り解(ほど)けない。
「やめて、陸っ…!!」
そのまま寝台に押し倒され、言葉を遮るように無理矢理陸の唇に口を塞がれる。
「ゃ…んっ…」
噛み付くように深く唇を合わせながら、陸の手が晴海の身体を衣服の上から性急に撫で始めた。
「んん、ぅう…っ!」
早く陸と逢いたかった。
早く陸と話したかった。
陸に触れて欲しかった。
だけど、こんな形で陸に触れられても全然、嬉しくない。
怖い。
苦しい。
かなしい。
胸の痛みは、和らぐどころか急速に増していった。


