いとしいこどもたちに祝福を【後編】

「父さん?」

真都から引き離してくれたのは有難いが、手招きをする周の面立ちは何処か浮かない表情だった。

対照的に周を取り巻く来客たちは皆、随分上機嫌な様子だ。

その中には、先程まで会話を交わしていた金砂の領主の姿もある。

「…皆様がな、お前に是非とも頼みたいことがあるそうなんだ」

「俺、に…?」


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