まくし立てていた美麗が、ふと黙り込む。

「ねぇ闇ちゃん」

「どうでもいいけどその呼び方何とかならない?」

そんな闇珠の要求も無視して。

「どうして闇ちゃんは、他の人達と喧嘩してるの?」

美麗はくりくりした瞳で闇珠を見る。

他の人達とは、勿論聖堂騎士団や吸血鬼達の事だ。

「喧嘩せずに、みんなで仲良くクリスマスパーティーとかすれば、もっと楽しいよ?美味しいものが、もっと美味しく食べられるよ?」