「敬一さん?!」



彼女に似た声に驚いて振り返る。



そこには彼女の面影を残した4歳年下の彼女の妹、塩崎結衣である。


彼女と過ごした日々がフラッシュバックする。


涙をこらえ、僕は次の一言を考えた。







「やあ久しぶり」







とぎこちない笑顔で言った。