携帯が鳴る。柳田の名前が表示される。


全くなんなんだよと寝起きでテンション低めの俺はけだるくケータイに耳を当てる。



「お、おい!お前!」



あいつの焦った声が飛び込む。



「どうしたんだよ」



「どうしたんだよねーよ!」



「何焦ってんだよ」



「お前知らないのかよ!」



「何がだよ」



「おまえマジ知らねえのかよ!r綾ちゃんが・・・」



その瞬間一気に鳥肌が立った。