世界の色彩は突如として変わる。


幸せは長くは続かないというのがこの世界のセオリーみたいだ。


世界は時に残酷なまでに、表情を変え。


生きるものに試練を与える。


そして時間だけが当たり前のように過ぎる。


決して立ち止まることもなく。



悲劇は突然訪れる。



本当に何の前触れもなく。


デートから4日後のことだった。


その日は雨も雪も降らず1日中曇りでどんよりした日だった。


3時47分。



夜のバイトに備え、ベッドに寝ている俺。