「こ、これがどうか?」

私はキョトンとしてしまった。

この言葉がどうかしたのかしら?

まさかじゃないけど...これが誰の言葉なのか暴きたいとか言わないでしょうね?

「それですね?それで...」

ゴクリと唾液を飲んだ。

「これが誰の言葉なのか暴きたいのです!」

思った通りになってしまった。

「どうして?ここは古本屋よ?それにそんなことをしってどうするつもり?」

「どう...どうもしません!!ただ、暴きたいのです!」

彼女は、テーブルを叩いて言った。

私にはその神経がわからなかった....