古本屋で見つけたヒトツの恋〜20ページの記録〜〈上〉


女性は席についた。

「コーヒーと紅茶どちらがいい??」

私が立ちながら聞いた。

「え?い、いや!そんな気を使わないでください!」

女性が首を横に振った。

「いえ、いいのよ?折角きてくださってくれたんだもの」と微笑んで見せた。

「...じゃ、じゃあ...紅茶をいただきます。」

下を向きながら小声で言った。

「わかったわ」

そう、言い残し私はキッチンに向かった。