RUN for YOU

「おはよ」

「裕斗先輩!
おはようございます」


2日目の朝。

昨日ほどいい天気ではなく、少し曇っていた。


「今日もがんばりましょうね!」


でも相変わらず、こいつの笑顔は太陽のように明るくて。

眩しすぎるほどだ。


特にどんな話をしたというわけでもなく、俺たちは競技場に着くなり、お互いの集合場所に行った。

俺は、あいつの笑顔に見送られて。



今日はまた種目別の練習だ。
男女も分かれるらしいから、こいつと一緒に練習することはあまりなさそうだな。


なんとなく、気分が乗らないかも。


まあ、今日もしっかりやって、明日に繋げなきゃな。



この合宿は、俺の人生がかかってるんだから。