RUN for YOU

6:00。


やっと起床時間になった。

亮介早く起きろ。




6:30。


こいつはまだ起きないのか。

7時に朝ごはんだけど、こいつ間に合わねーだろ。


……仕方ない。起こすか。



「亮介、時間だぞ、起きろー」

……起きない。


「りょーうーすーけーーー、おきろーーっ!」


耳元で叫んでやった。


「なんだよー……。まだ眠い……」


そう言いながらも体を起こした亮介。

目の前に時計を出してやった。


「ろくじ、さんじゅうななふん……。

うぉぉわぁぉぉぉぉぉーーーーーー!!!」


やっと、自分の置かれている立場がわかったか。

相当焦ったようで、布団から飛び上がった亮介。

……頑張れ。




なんとか朝ごはんの時間には間に合った。

ご飯はつねに全員一緒。

すごくでかいホールで食べる。


この合宿はホテルに泊まれるから、すげー楽だ。

なかなか広くて綺麗なホテルでよかった。



朝ごはんを食べるとそれぞれ支度に移る。

練習が8時30分からだから、あいつと8時に待ち合わせをした。