「あんたの出番はまだだ。少しの間、眠っときな」


私の出番?


何の事だ…?


「ぅっ…」


男はもう一度、私のお腹を殴った。


つぅ…っ。


手加減ぐれぇしろよな…。


あーあ、もう少しだったのに…。


結局私は足手まといかよ…。


ごめんな、みんな…。


「し…おんっ…」


史音の名前を呟き、私の意識は途切れた。