銀髪姫と不良幹部

「史音さん⁉︎」


「どうしたんですか⁉︎」


焦りすぎだって。


まぁ、この史音見たら焦るか。


「ちょっとな、それより早く雄吾を呼んでくれるか?」


傷だらけの史音が気になったのか、雄吾を呼びに行こうとした奴が戻ってきてしまったのだ。


そのため、誰も雄吾を呼びに行っていない。


「は、はい!!!」


「俺は救急セットを!」


「僕は部屋を!!」


1人の面子は雄吾を呼びに、もう1人は救急セットを取りに、後1人は安静出来る部屋を確保しに行った。


ここに残るのは、私と傷を負い、気を失っている史音のみ。