銀髪姫と不良幹部

「いないですね…」


「もうこの街にはおらへんのちゃう?」


こ、この声はまさか…。


私は顔が青ざめるのが自分でも分かった。


私の予想があっていれば。


「禅、冗談でも言わないの!」


はい、予想通りの史音達でしたーー!


なんで今日に限っていんだよ!!


いつもは見回りなんてしないくせに!


私に恨みでもあんのかよ!


いや、ある…か。