元々、自分の頭は冴えなかった。 誰よりも普通にしか出来なくて顔も普通で、普通というレッテルが貼られた生き物になってしまっていた。 其れは一体どうして? 誰にもそんなの分かるわけがないのに。 黙々と潰す。 スコップを持って、あたまをねらってつぶしていた。 誰よりも何も出来ないのならその誰かを消してしまえばいい。 それが僕が歩み出した答えだった。