同日夜

屯所にて
平「だっだいまー!【ドバン!】近藤さん。土方さん。紺野さん。ご所望どうり、紫蝶さん連れて来ましたよ。」

歳「おい、平助!いつも戸は静かに開け閉めしろと言ってんだろうが!」

近「まぁまぁ。いいじゃないか歳。
其れより。せっかくの客人だ。他の幹部も呼んで、自己紹介でもさせようじゃないか。」

歳「…近藤さんがそうゆうなら…」

紫「(この人は、新撰組隊長の近藤勇だったな。温厚そうな人だな。
こいつは、土方歳三だったか?
確か、新撰組福長だったか?
鬼の福長。とか言われてるらしいな。
確か、趣味は…)うっ!クスクス…」

平「お、おい。どうした?急に笑い出して…」

紫「い、いや…ちょーっと…お、思いだし…わ、笑いを…クスクス…
ふぅ…と、とりあえず。よろしくお願いしますね♪近藤さん。と…豊玉さん?」

平・歳「あっ。」「おうぉぉい?!」

近「紫蝶君?豊玉とは誰かね?
何故二人ともそんなに変な反応をしているんだ?」

紫「(知らないんだ…)近藤さん。私のことは、紫丘で良いですよ。それと、何で土方さんがあんな反応なのかは、わかりませんね〜。私はただ土方さんの雅号を言っただけ───」

歳「黙りやがれーー!!!」

?「【スパーン!】うっさいですよ土方さん。近所迷惑なんでも少し静かにしないと…」

近「おぉ。沖田君か。どうした?こんな時間に…」

総「いえ。土方さんの怒り狂う声が聞こえたので…」

紫「(新撰組一番隊隊長及び襲剣師範の沖田総司か…)」

総「ところで近藤さん。
この綺麗な女の人誰ですか?」

近「おぉ!そうだった!
紫丘君の事を、皆に紹介せねばならんのだ!
藤堂君。沖田君。悪いが幹部等を集めて来てはくれぬか?」

平「寝てたらどうします?」

歳「殴り起こしてこい。」

平「了解です。」