次の日の正午

紫の営む病院にて


患者1「嗚呼、ありがとうございます!
治ることは、無かろうと言われていた俺の病を治してくれるなんて…
なんと礼をしたら良いのやら…」

紫「(ニコッ)大丈夫ですよ。
それに、患者さんの病を治す事が、私の仕事であり、喜びですから」

患者1「…‼︎ /// は、はい…次もよろしくお願いします!…」

紫(ちょろいな…)

流石は紫。
完璧なるヌコ被りである。(www)

紫「次の方どう── ?「紫丘先生ー!」

紫「あら…お客様かしら?(ちっ…うっせーな…次の客で昼飯だったのに…)」

紫は完璧なるヌコ被り(←いちいちうっさい)のまま入り口へ移動する

紫「皆さんどうしたの?」

看護婦1「紫丘先生!あの方が紫丘先生に治療して頂いた御礼がしたいらしく…」

?「お!紫丘先生!
待ってました!」

紫「…!(新撰組八番隊隊長、藤堂平助!…新撰組の病を治した事など無いぞ?なら、ばれたのか?私の仕事が?
…あり得ない。私の仕事は完璧だし、新撰組に其れを嗅ぎつける程の奴は居ない。なら何故?…」

平「お、おーい。先生?大丈夫?さっきっから黙ってるけど…」

紫「…!だ、大丈夫ですよ。
其れより、せっかく新撰組の方に来ていただいたのですから、どうぞ、奥へ…」



~奥の客室にて~
紫「…んで。
何のようですかー?
どうせ、真面な用じゃ無いんでしょ〜」

平「うーん…話には聞いてたが、ここまで(猫被りが)酷いとは…」

紫「はいはい。無駄話は良いから早くして下さいよね」

平「まぁ、普通のようじゃ無えけどな。紫蝶さん?」

紫「…はぁ…感ずかれたら仕方無いですねー…死ね。」

言うが早いか、紫は腰元に刺した短剣を抜き、平助に突き立てた。

平「ちょ、ちょっと待って!別に捕まえに来た訳じゃないからな!と言うか、その逆だから!」

紫「?どうゆうことですかー?」

平「と、とりあえず刀を降ろしてくれない?」

紫「……まぁいいや。
其れより、話しを聴かせて下さいよね?
嘘、偽りが有ると私が判断したら。
その時は…ねぇ?」

ゆっくりと短剣を降ろしつつ紫は話しを進めていく

平「俺は、紺野さんに依頼料を渡すのと、屯所へのお迎えを頼まれて来たんだよ。」

紫「紺野?…あぁ、あの依頼主さんか…と言うか、屯所へのお迎えとは?」

平「其れは俺もよくは聴かされて無いけど、野宮だっけか?が、しばらく屯所でお世話になれ。
とか言ってたらしくて──おい。紫蝶さん。何処へ行く?」

紫「ごめんね〜。ちょ〜っとある人を締めてくるだけだよ〜直ぐに戻るから大丈〜夫!で〜す〜よ〜(怒)」

平「俺は今、野宮さんが紫蝶に後30分くらいで殺られる未来しか見えない…」

紫をなだめるところ10分

平「つ、疲れた…」

紫「…はぁ…仕方無いなー!もぅ…
分かりました。屯所まで案内して下さい。」

平「お、おう…分かったが…ここ(病院)は、どうすんだ?」

紫「まぁ、作者さんに頑張って貰うよ…
ねぇ?さ・く・しゃ・さん♪」

何か、断わったら私がDeathになる未来しか見えない…

紫「?Deathが何かは、わかんないけど、私がもーし!断わった時にするのは…」

するのは?

紫「(黒笑)これもういっそ殺して下さい。割と本気でとかなるくらい以上に──

はい。全力で務めさせていただきます。

紫「よろしい♪
じゃっ、行きましょう♪」

平「作者さん…」

(泣)なんですか?(泣)

平「…ご愁傷様です…」