次の日 紫が運営する診療所にて

紫「おーい桜智兎ちゃーん。
様子を見に来たよ〜」

桜「あ、紫さん!
お、おはようございます!」

紫「おはよう。そんなに固くならなくていいよ。
其れよりも、仕事は順調かな?」

桜「はい!皆さん優しいかたばかりですし、説明も分かりやすくて有り難いです!」

紫(目がキラキラしてるな…)

桜智兎は、一日たっただけで人が変わった様に元気になった。

紫「…まぁ、いいや。
今日は私も働くから、その補佐をしてくれないかな?」

桜「は、はい!」




紫、着替え完了

紫「…ふぅ、久々に着るな…」

近頃ずっと屯所に軟禁状態だったため、診療所どころか、白衣さえまともにきていなかった紫であった

桜「紫さん。着替え終わりましたか?
…って、何で女物着てるんですか?!

紫「あーうん。
敵を欺くため…かな?」

桜「そう何ですか?」

紫「そんなとこ」

桜「ふーん…」

看護師1「先生。もうそろそろ、開けますよ。」

紫「あ、はい。
それじゃ、行こうか桜智兎ちゃん?」

桜「は、はい!よろしくお願いします!」

紫「よろしくね」


その日の昼休憩


紫「…はぁ…ものすっごい疲れた…」

あの後、桜智兎が酷かったようだ

総「お邪魔しまーす。
あ、いた。紫ー、土方さんがご立腹だよ〜?」

紫「総司?!何しに来たの?てか、土方さんがご立腹って何で?許可は貰ってるけど。」

総「…天然物か…其れともわざとか…」

紫「?なんか言った?」

総「いえ、別に。」

桜「紫さん。お茶がはいりましたよ…って。どちら様ですか?!」

紫「あぁ、私の知り合いだよ。
総司。こっちは昨日話してた子。」

総「本当にこの子?…」

桜「どうかされましたか?」

紫「ううん。大丈夫だよ。
其れより、私と桜智兎ちゃんが会ったときのことを話してくれるかな?」

桜「あ、はい!分かりました。」


♧少女説明中♧

桜「…それはもう本当、かっこ良くて…」

紫「ち、桜智兎ちゃーん?」

桜「悪いんだけど、お茶を入れてきて、貰えないかな?」

桜「あ、はい!了解です。」
【タッタッタッタ…】

総「…ねぇ、あの子さ」

紫「…ん〜?」

総「…紫のこと、男だと思ってない?」

紫「うん。予想ついてた」

総「だよね。」