その日の昼下がり 城下町にて

何かあったら直ぐに応戦出来るようにと言う理由で、男もののの服を着て城下町を歩く紫であった。

紫は少し、その辺をぶらついてから奥の道に入った。
すると

男1「おい!早く着いてこねーか!このくそ餓鬼が!」

男2「君はもう売られたんだよ…叔父さん達の言ってる意味、分かるよね?」

少女「い、いや!は、離して!!」

男1「ちっ!…うっせーな!」
【パン!】
紫「!」

その男が、少女の頬を平手で張った

紫「おい。お前!」

男1「ああ?!
何かようかよ小僧!」

紫「用というよりも、文句かな?」

男2「回りくどいこと言って無いで、さっさと要件を言うのが懸命だとこもうよ?ボウヤ。」

紫「その少女。幾らで買った?」

男2「おや。このお嬢ちゃんのことかい?上等もんだからね。20文だよ。」

紫「そうか。ならその少女。
200文で買い取ろう。」

男1「な!…こ、こいつは吉原に売るんだよ!」

男2「其れに、もう300文で、買い手も決まってるんだよね」

紫「500」

男1「幾ら積まれても 紫「700」!」

男2「だ、駄目だ!今回の相手はお得意さんだ!もし、渡せなかったら…」

紫「これ以上聞いて貰えないのならこちらにも考えがある。」

男1・2「へ?ぎ、ぎゃぁぁぁぁあああ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」