オレのあだ名は臆病かたつむり。


「お!もう八時か・・。」

もう、学校に行かなくては。

新聞の天気を見ると、今日の最高気温は7度。
こんな中、駅まで行くのか・・。

オレは、ため息をつきながら、布団に手を伸ばす。

それを、肩に掛け、カバンを持ち、一人暮らしのアパートを出た。



「おはようございます、新井山さん。今日も温かそうですねーー。」


アパートの大家さんが、いつものように挨拶する。

「いえいえー。大家さんこそ。」

大家さんは、黄色の布団をかぶっていた。