旧校舎の階段を降りて外に出た。 外は空気がよどんで気持ちよくは無かった。 俺達はそのまま運動場に向かう。 このまま細い直線の道を真っ直ぐ行けば運動場につく…が、野獣はもう後ろにいた。 ヘルズ「ウガア゛ア゛!」 野獣は大きな雄叫びを上げ俺達の方に向かって来る。 峰坂「…来たな。行くぜ!蓮村!」 俺達は全力で逃げる。 …もう迷う事は無い。 …後はひたすら逃げて運動場に向かうだけだ。 …距離も離れてるし、俺らもまだ逃げれる。 …俺達は必死に逃げた。 逃げて逃げて…。 そして…。