極道娘の悩み事。




「………ぇ……?」




声が掠れてしまって、蚊の鳴くような声が出た。





ゆっくりと、抱きしめられていた大和の手が離れる。





じっと瞳を見つめられると、そらせなくなる。






「………お前も俺も、いつ死んじまうかわかんねぇところに居るんだ。そう思ったら……言わずにはいられなくなった。…驚かせて悪い。」






「ちょ…っと、待って…?昔からって…どうゆうこと?大和と私は……」







「……お前は俺のことを最近知っただろうけど、俺はお前が生まれた時から知ってる。」






言ってる意味がわからなくて、何から聞いていいのかもわからない。





「なに、それ…」