「私は…………生きるよ。…たとえそれが、人を殺してしまう未来であっても、私は……」







大和の目キッと睨む。









「私は、虎沢 疾風だから。」






そういい放つと、少し目を見開いて驚いていた大和はふっと笑った。






「それでこそ、虎沢の名を名乗るに相応い………さすがです、お嬢。」





大和は私の手をすっと取り、優しく指にキスをした。









「菊池大和、ここに忠実を誓いましょう」