極道娘の悩み事。




「……い!…おい!!起きろ!!いい加減にしろ!!!」




「んあぁ…?うっさいな…たろぉ…今日土曜だよ……」




布団を引っ剥がされそうになったので、力ずくで引っ張り返してごろごろと布団にくるまり、布団の端を内側に隠す。




フフフ…これでもう引っ張れまい…




「くそ…寝てるはずなのになんだこの馬鹿力…!」




フフフ…この疾風をなめてはいかんよ…



「……はぁ」



したり顔で再び深い眠りにつこうと顔を布団に埋めると、なんだか布団がやけに温かい。



わー…なんか温かい…幸せ…




………でもなんか……重い……




「ん…?」



不審に思い顔をふっと上げると、至近距離に知らない男の顔があった。





「えっぎゃあぁぁぁあくぁwせdrftgyふじこlp!?!!」