ヤンキー君とちょぴり天然ちゃん**

「新稲 結依花、お前毎日昼ここにこい」


と俺は言った。


お前がここに来たから探す手間が省けて楽だ。



「へっ？
なんで？」


「いいから
な？」


「はーーい」


そー思っていた俺だったが新稲の口から思わぬことを言われた。



「あのー」


恐る恐る聞いてくる新稲。



「何？」



「私、貴方たちの名前知らないんですけど」




「は？」

俺は思わず声を出してしまった。


この学校に俺らを知らない奴がここにいるとはな。