「〜と元気に過ごして下さいね」
ハゲのスピーチをスマイルで聞くうちは
なんて偉いんだろう。神様もびっくりよ
「では、解散して各自教室に戻って下さい。」
その声と共に皆が扉へと足を運ぶ
「いやー。疲れるねー遥氏よ」
「誰あんた」
「元気一杯皆の人気者!真白ちゃんです☆」
痛い!視線が刺さるよ!遥氏……
「バカ丸出しの真白ちゃん、早くしないと
先に教室戻っちゃうよ」
待ってって言おうとした。
…言おうとしたんだよ?
だけどね、真白ちゃんは地球に
喧嘩を売ったみたい
見事につまづいて、美しいフォームを
描き後ろへ倒れる
が、いつまで経っても痛みが
体を襲うことはない。
「っと大丈夫か?気を付けなきゃ…
女の子に傷は駄目だからね?」

