「みてみてみて!遥、可愛くない?これ
ねこちゃんの財布!」
周りの目を気にせず叫ぶ真白。
「そんなでかい声出さなくてもみりゃ
わかるわよ。」
そう言って主人公の日高真白に
素早く鳩尾にツッコミを入れる瀬戸遥

この二人は中学からの友達で
今日は青藍高校、通称“青高”に
入学する新一年生なのだ

「にしても、良くそんなバカ頭で
私と同じ高校に入れたわね」
ぐさり。心に刺さる
「バカ頭って何よ!真白ちゃんは
やれば出来る子なんです〜!!」
「うわ、ヤダなにこの子痛い」
あんたに言われたくねーよ
「今、あんたに言われたくねーよって
思ったでしょ」
うっ。何この人エスパー?エスパーなの!?ねぇ!

「全部口から出てんのよバカ
ほら早く行かないと入学式間に合わないよ」
口からでてたの?何それ怖いって気持ちは
あえて、抑えるとしよう
「わかった〜行く〜!!」


桜が満開で、花びらがうちらを包んだ

…そんな漫画チックなストーリーに
なればいいのにな。