龍牙の彼女になれたときは、アドレスも教えてくれるんだろうか……。



その前に、彼女にしてくれるんだろうか……。



まぁ、そこは諦めないって決めてるから、いいんだけど。



「おい、見ろよ!新刊でてんぞ!」


……?



突然、私の隣で男の子の明るい声がした。


あれ?
さっきまでいなかったのに、いつの間に……。



「どれどれー?おー!マジだ!」

「俺も買うー!」



え……男の子1人じゃなかったの?


後から友達らしい男の子がきて、結果、四人の男の子が私の隣にきた。