早く、龍牙の彼女になりたいな。
今はずっと先の話しなんだろうけど、絶対彼女になって、龍牙の隣にずっといたい。
「千愛実、座って待ってようか」
「うん!」
ゲームセンターに設置されているベンチに座って、二人が帰ってくるのを待った。
すると……。
「ねぇ、彼女達暇ー?」
「「?」」
見ると、四人の男が私たちを囲んでいた。
なっ……なに!?
「あ、あのっ……」
「うおー!やっぱ上玉だ!」
じょ、上玉?
「さっきずっと見てて可愛いと思ってたんだよねー」
ずっと見てたなんて……。
き、気持ち悪いよっ……。
「悪いけど、あたし達連れがいるの。だからどっか行ってくれない?」
南波が男達を睨んで言うけれど。
「連れ?嘘つくなよー。俺らずっと見てたけど、そんなのいなかったし」
う、嘘じゃないのに!!



