それよりも!! 「龍牙!」 私は龍まえ目の前に、ピョコンと移動した。 「何で急に呼び捨てにしてんの」 「いいでしょ?好きなんだもん、呼び捨てにしたい」 龍牙くんは少し驚いた顔をしたけど、すぐに無表情の顔で「好きにすれば」って言った。 この恋は、直球に気持ちをぶつけないとダメだ。 引いたらおしまい。 押していかないと、龍牙くんは離れて行ってしまう気がする。