そのあとは、どうやって帰ったのか覚えてない。 覚えてるのは、両親の心配した顔だけ。 何も話さずに自分の部屋に籠った。 ベッドにうつ伏せになって、枕に顔を埋めて声をあげて泣いた。 次の日、私は学校を休んだ。 こんな腫れた目じゃ学校に行けない。 両親も学校を休みたいと言った私に、何も言わなかった。 また、心配をかけてしまった。 ごめんね…お父さん、お母さん。