ーーーー…… 天気、快晴。 最高のデート日和。 今日は、最後のデートの日。 私はクローゼットからデニムのスカート、黒のTシャツに白のパーカーを取り出した。 髪をコテで巻いて、メイクをして家を出た。 「気をつけるのよ、千愛実ー」 「わかってる!行ってきまーす」 お母さんは笑って私を送り出す。 でも、ごめんね…。 私が帰ってきたら、その笑顔を悲しい顔にさせてしまうかもしれない。