「ありがとう、龍牙」


「別に。つーか、お前あんま不安になるなよ。俺はお前だから好きになったんだから」



「うん」





それからどちらからともなく、私達はキスをした。




私、本当に幸せ者だ……。





あっという間に時間は過ぎて、龍牙は私の両親に挨拶して帰って行った。




龍牙が帰った後、両親に龍牙の家庭のことや、龍牙のお父さんの仕事などを話したら、びっくりしすぎて二人とも口をあんぐりと開けて固まってしまった。



ちょっと笑えたよ。




でも、両親はもっと龍牙を気に入ってくれて、私もすごく嬉しかった。