「龍牙、私外で待ってるから。お父さんと少し話したら?」 「え?」 「話したいこと、あるんでしょ?大丈夫だよ。私、ちゃんと待ってるから。ね?」 話したいことを話せるのは、今しかないと思うんだ。 大丈夫。 私は何があっても、龍牙から離れたりしないよ。 「……分かった。ちゃんと待ってろよ?」 「うん。ゆっくり話してきてね」 私は龍牙のお父さんに一例してから、部屋を出た。 上手くいきますように。 頑張ってね、龍牙。