「そうか。もう、大丈夫なんだな?」
「おう」
それから二人は笑あって、楽しそうに話した。
マサくんも龍牙を心配してくれてたんだね。
「千愛実ちゃん、龍牙を頼むね」
「任せちゃって下さい!私が一生面倒みますから!」
「おい」
ペシっと頭を軽く龍牙に叩かれた。
「面白いなー!あ、総監ならさっき会議が終わったばかりだから、まだそこにいると思うよ」
ん?
総監?
え?
もしかしてっ!?
「龍牙のお父さんって、警視庁総監だったの!?」
「あぁ」
嘘でしょー!?
偉い人だとは知ってたけど、総監だったなんてっ……。
どうしよう、緊張してきた……。
「なんでそんなに固まってんだよ」
「普通固まるわ!!」



