「おりゃおりゃー!」
「……」
か、カッコいいーーっ!
勝負をしている二人の元に駆け寄った私は、龍牙くんのあまりのカッコよさに思わず叫びそうになってしまった。
龍牙くんは銃を片手で持ち、無表情でターゲットを次々と撃っていく。
が、我慢できないっ!!
「龍牙くんカッコい……」
「うるさい」
叫ぼうとした私の頭を、南波がベシッと叩いた。
「痛いよ、南波!」
「叫ぶなって言ったのに、聞かない千愛実が悪い」
だって……。
「カッコよすぎて耐えられなかったんだもん!」
「はいはい、分かったよー」
ひどっ!南波ひどっ!



