「ちょっと!」 「え……?」 後ろから声をかけられ振り返ると、西南高校の女子生徒5人が私を睨むように見ていた。 気づいたら私は囲まれていて、身動きが取れない状態に。 え?え? 混乱している私に、1人の女の子が言った。 「あんた、放課後いつも龍牙くん達に会いにきてる女でしょ」 「えと、その……」 確かにそうなんですが……。 「アンタなんなの?」 「へ……?」 「どうやって龍牙くんに取り入ったのか知らないけど、ウザいんだよ」 取り入った!? そりゃまぁ、しつこくはしたけどっ……。