お店のメニューを広げて一緒に見る。 「何食べる?」 「あー……軽く食えるもん」 「あ、じゃあピザとかどう?」 「チーズ多のやつで」 チーズ好きなんだね。 覚えておこーっと。 「待ってて、今頼んでくる」 「千愛実ちゃーん!俺ポテト!」 気づけば、いつの間にか愁季くんが南波の隣に座っている。 愁季くんも女の子達から抜け出してきたんだ。 ふと南波を見ると、どことなく嬉しそう。 良かったね、南波。 「ポテトね、分かった!」 ピザとポテトを頼んで、龍牙の隣に戻る。