「遼」 「あっ?」 「このマンションは全部空き部屋だ。そこの一つを溜まり場として使えないか?」 「はっ?!」 「倉庫にいた奴らは行き場がないだろう?」 「いいのか?」 「お前も協力してくれるか?」 「もちろんだ!!」 死んだような目をしていた遼が俺の言葉に息を吹き返す。 「下のフロアをいくつか解放しようと思う」 「いい案だな!!みんなに連絡だな!!」 「頼む」