きっと傍から見れば異様な光景だよな。 男二人が泣きながら腕を組み、歩いてるなんて。 でも、そんな事を冷静に考えられる余裕などなくて、ただひたすら重たい足を倉庫に向かって突き動かしていた。 康さん…… 康さん…… 「康さん……」 「うわぁーーー!!」 まだ倉庫の中に入っていないのに沢山の泣き叫ぶ声が聞こえてくる。