俺のほうへ視線を向けているけど、遠くを見ているようなレイカの目。 「レイカ?」 「…………」 俺の呼びかけにも反応せずにレイカは自分の世界へと入ってしまっている。 康さんとの間に何かがあるのかもしれない。 「レイカ……」 「えっ?」 「何回も呼んだけど」 「ごめんなさい。ちょっと寝不足で……話ってなんだったかしら?」 明らかに落ち着きのないレイカ。 「康さんのことだけど」 「そうだったわね」