どんなに乱暴に抱いたってレイカが顔を歪めることなどない。 汗一つかかずに綺麗な顔のまま俺の背中にしがみ付く。 俺には壊すことはおろか触れることすらできていない。 「そういえば、シンの話って何?」 シャワーを浴び終えたレイカが煙草に火を点けながら、まだ動けずにいる俺の背中に触れた。 「康さんのことで聞きたいことがある」 俺の背中を行ったり来たりさせていたレイカの手がピタリと止まった。