「康さんってどんな人?」 「いきなりなんだよ?!」 アホ面をして隣でおにぎりを食っている遼に聞いてみた。 もう誰かに聞くしかないくらいどうしようもない毎日が続いていた。 「康さんっていつからあんなに強くて認められてるんだ?」 「あ~俺がココに来たときにはもう既に今みたいな感じだったからな」 「そうか」 同じ年の遼に聞いたってやっぱり無駄か…… 「でも、康さんはバックがついてるからな。強くて当たり前じゃねーか?!」