いつものように大口を開けて大笑いをする康さんはきっと俺を馬鹿にしている。 「いつかわかる日が来るといいな。その時こそお前の強さはこの街で一番だと認めてやるよ」 なんなんだよ。 俺が“愛”をわからないうちは認めないって言うのかよ。 そんなの喧嘩に何の関係が…… 俺は無性に腹が立ち街へと繰り出した。 俺の怒りを抑えるためにはここしかない。 ボコッ 「もう終わりかよ!!」 ボコッ 「さっさと立てよ!!」 まだまだ足りない。 こんなんじゃ俺の怒りはおさまらない。