「お前が望むことはなんでも叶えてやる」 「伸也さん……」 「それが俺の生きる意味だ」 「生きる意味?」 「あぁ。お前のために生まれてきた。そして、お前のために生き続ける。だから、ずっと甘えてろ」 「……グスッ」 「泣いてたらせっかくの景色が台無しだぞ」 亜美の頬に流れる涙を拭うと、亜美は笑った。 こんなイルミネーションなんて、霞んでしまうほど綺麗な笑顔で……