―2年後― 「見合いの話し、忘れてないだろ?」 「あぁ。親父に任せる」 「そう言ってもらえるのは有難いが、お前の残りの人生を共に過ごすパートナーなんだ。顔くらい見ておいたらどうだ」 「この仕事が片付いたら、目を通しておくよ」 「返事はその後だ。今回の見合いは無理にとは言わない」 「何回も聞いたよ。わかったって」