「えっ?」 「ウフフ。可愛い」 俺が? 女に可愛いなんて言われたら侮辱されているようなもの。 一瞬、腹は立ったけど、部屋に入ると異様な雰囲気に緊張してしまう。 「どうして突っ立ってるの?もしかして始めて?」 また馬鹿にするような女の視線。 俺は気持ちを落ち着かせるためにソファーに腰掛けて、煙草に火をつけた。