頭の中は親父のことばかりを考えているけれど、今日だけは亜美のことを考えていたい。 どんな結論を出すにしろ、今の想いをどうしても伝えたい。 店の中は人で溢れかえり、代わる代わる挨拶をしにくる奴らとグラスを鳴らしては浴びるように酒を飲んだ。 隣に座る亜美は退院したばかりの体を心配して、眉間に皺をよせているが、今日はその姿さえも嬉しく感じてしまう。 店に着いてから3時間…… そろそろだな。