亜美と佑はソファーへと移動し、話の続きを始めた。
先程、俺に話した内容を再び佑に説明する亜美を見守る。
亜美の話を納得できない佑が再び大きな声を上げたとき、突然こたぁが話に割り込んできた。
「俺は最初からこうなると思ってた」
ドアに寄りかかるように腕を組んで立っているこたぁ。
いつの間にか部屋の中へと上がり込んでいたんだか。
こたぁは俺に向かって軽く頭を下げ、すぐに視線を佑に向けた。
「なんだよそれ」
「俺は初めに言っただろ?お前じゃあ無理だって」
「言ったけど……親父が理由なのか?」
「あぁ。お前の家族は俺らから見たら幸せな家族なんだよ。その中で育ったお前には俺達の苦しみはわかんねぇ」
「でも、それ以外では亜美を支えられる」
「お前がいつ亜美を支えた?」
いつもは誰にでも優しく、人一倍気をつかえるこたぁが今日は違った。


