「知ってますよ。そんなこと!!」
「お前のせいだぞ」
「はっ?!」
「伸也さん、やめて」
震えながらも、佑のことを傷つけないようにと考える亜美。
「亜美、言わなきゃわからねぇ」
誰も傷つけないで生きて行けるなら、そのほうがいい。
でも、誰かを傷つけてでも言わなきゃいけねぇ時もあるんだ。
亜美の手をそっと握ると亜美はそれ以上何も言わなかった。
「俺のせいって当てつけもいいとこっすよ!!あんたのせいでしょーが!!」
「亜美はお前に切るなと言われて我慢したことによって歯止めがきかなくなったんだ。お前を悲しませたくなくて、必死に我慢した結果がこれだ。こんなに酷く切ってるのは始めてみた」
俺を睨んでいた佑の視線がふと亜美に移る。
けれど、すぐにその視線も移され、床を見つめ何かを考え込んでいた。
「祐、話を聞いて」
「あぁ」
やっと祐は亜美の話を冷静に聞き始めた。


