俺はどこへ向かっているんだろう? すべてのものが俺をイラつかせたけど、街へ出たって冷え切った風に取り残されているんだ。 そんな中、この街に煌くネオンだけは俺を優しく照らしてくれた。 “一人じゃない”って囁いてくれている気さえしたんだ。 こんな風に色あせた日常に何度溜息をつけばいいのだろう。 色あせていたのは俺の日常なのか? それともこの世界だったのか?